キサラギ

昨日は、授業が夜からだったので友達と映画「キサラギ」を見てきました。(勉強は…?) 映画見るの久しぶりー。半年ぶりくらいです。
渋谷のパルコで見たのですが、そのパルコの前に人だかり。何かと思ったらanのイベントであいぶさきちゃんが来てました。人だかりの隙間からチラッとしか見てませんが、可愛かった♡ 彼女が100円でお花を売るというイベントだったらしいです、一瞬並ぼうかとも思いましたが結構人数いたので断念しました。近くで見たらものすごく可愛いんだろーなー可愛いんだろーなーやっぱり行けばよかったかしら。(笑)


で、本編のお話。の前に、CMの話。
魔笛」見たいー!
あまり映画を見ない私ですが、これは見たい。これこそ映画館で見たい! ヘッドホンじゃない大音響で聞きたい、夜の女王のアリア。(←それしか知らない) これに乗っかって、他のオペラとかオペレッタも映画にならないかしら、ストーリー的に無理があるかしら。とりあえず「魔笛」見たいなぁ。


で、本編の感想。もっそいネタバレしまくってるので、これから見に行く方は読まないでくださいね。ネタバレしたら面白さ半半半半半半半半半半半減な気がします。


キャストがみんな素敵ー。おぐりしゅんを、初めて格好良いと思いました。いやマジで。いやーおぐりん(誰)かっこよかったー。私には特にメガネフェチのケはございませんが*1、それでもナイスメガネ男子!と思ったくらいの素敵メガネ姿でした。(何を見てたの)
他のキャストも素敵でしたが、おぐりんを手放しで格好良いと思った記念で彼だけ特別に。(笑)


ストーリーも面白かったです、二転三転を超えて四五六七八…転と短く何度も何度も話が変わっていくので、飽きたと思う瞬間が一度もありませんでした。もー伏線だらけでね、もっかい見たい! 「食器が洗ってあった」「お母さんみたいなストーカーだな!」…いやお父さんでした、みたいな。これも伏線として用意したのかは分かりませんけども!
ものすごく真剣な話をしているはずなのに、急にアイドルオタに戻ったり、その辺のテンションの切り替わりも面白かったです。うんうん、そこは気になるよねそりゃそうだよね!みたいな。ただ残念ながら私オタなので、(あまりに自然な行動すぎて)その面白みに気付かずにスルーした箇所もあるんだろうなと思います。げんに一緒に見た友達のほうがそのあたりのことについて言及していましたし。だって分かるじゃんさー、男女の違いはあれど分かるもんさー、たかが写真一枚に大騒ぎをして、他人が聞いたら何が良いのかサッパリ理解のできないだろうおそらく非常にくだらない回答に限りなく魅力を感じて、そんなただ一人の人を「きっとこんな人だ」と思って想ってまるで恋のような気持ちを抱いて、そのくせ自分はただの一ファンでしかなくてその意味はあるのかと凹んでみたり、そのたびに結局はその人に元気づけられて、ふりだしに戻る。みたいな。ちょっと映画の内容と違う気もするけど、でもやっぱり分かるもんな。分かっちゃう。だからこそあの、クローゼットの中身が判明したあのシーンに泣きました。その前からちょいちょい泣いてましたけど。(笑) ただただ、ああよかったなぁ、よかったなぁって。私はこのままでもいいんだなぁって。大好きで大好きで大好きで、それでも「もしファンがいなかったなら」、「応援する人間が一人もいなければ」、「今も彼女は幸せに生きていたかもしれない」。本当に、応援することが愛情表現として正しい行為なのか? もしかしたら真逆の事態を引き起こしてはいないだろうか? そんな不安を全部飛び越えた、あのシーンに泣きました。つか今も思い出して泣きそう。(笑)
「正しいファンの在り方」の答えなんて、きっと一生見つからないと思います。時折道を示してはくれるけれど、それ以上のことは分からない。だけれど、少なくとも「ミキちゃん」にとってはあれでよかった。やっぱり、「彼女」がすべての答えでした。


何が言いたいのか分からなくなってきた。(笑) とにかく、オタとしてオタの皆様に全力でお薦めしたい作品です。


ただ、文句があるとすれば、一つだけ。
密録はあかんよ、密録は…。
これがなきゃあのエンディングは有り得なかったのも分かりますが、こんなところでまるでその行為を助長するかのようなエピソードはいらなかったかなと思います。部屋に忍び込んだのは結局身内でしたが、密録したのはただのファンである彼。いいのかなあ、ではなく、駄目だろう、と。それだけ、気になりました。

でもでも、やっぱり面白かったですよ。こういう、少ない人数の会話と一つの舞台で話の進んでいくお話が大好きです。

*1:エイトのメガネ姿を見て私が喜ぶのはすばるさんと横山さんだけです。